九星気学について、まずはそれぞれの性格等を簡単に解説します。本来は月盤や傾斜宮の解釈も必要ですが、ここでは割愛して簡潔に解説します。
一白水星
ソフトな人当たりにで誰からも好かれ好感度が高く交際上手と見られやすいのですが、内面は強情な一面があります。人とあわせている様で、実は付和雷同的に人と接することはせず、孤独になる傾向もみうけられます。またどんな境遇でも才能を発揮する力を秘めており、人の気持ちを察する能力と駆引きに長けています。義理堅くもありますが、そのことを起因とするトラブルに巻き込まれたりもします。
二黒土星
地味であり堅実な人で寛容さを兼ね備え、コツコツと努力を積み重ねていきます。物事に手を付けたら後回しにせず片付けないと気がすまないところもあります。ただ慎重すぎて優柔不断さがあったり、決断力が至らなかったりとしますが、黙々と事柄を為していくタイプです。ですから、グイグイと人を引っ張るような役割や人の上に立つというより、補佐役女房役といった立場のほうが才能を発揮していくタイプの人です。
三碧木星
明るく陽気で一箇所に留まっていることが苦手な人が多いようです。華やかさが大好きで、正義感が強い行動派ですが、それらを要因とするトラブルも目に付きます。軽率な行動があり、弁舌も達者で出しゃばりすぎるところもありますが、実のところは内面は正直者で優しい性質を秘めています。また新しいものには目がありません。様々な物事に興味を持ちますが結局のところは熱し易く冷め易い傾向であり、直ぐに飽きてしまいます。
四緑木星
一見すると強気なところがありますが、春のような爽やかさと優しさを兼ね備えた人です。争いごとは好まず思いやりのある人で、人の気持ちを察するのが上手で社交的です。八方美人で優柔不断な人に見えてしまいがちです。芯が強く短気な一面を持っているので本心をあまり語らず誤解を与えてしまう傾向もあります。浮き沈みの激しい一面も持っています。
五黄土星
波乱万丈な傾向が見受けられますが、それをいとも簡単に乗り切るだけの強運を持っている人です。それだけ強烈な個性を発揮したり若いときには孤独を味わう人も多いですが、実は面倒見が良く概して親分肌です。人情家で助けを求めている人には黙っていられませんが、偏屈で気難しいところもあります。また表面の大胆な行動とは裏腹に神経質な面やこだわるところがあり、計画性を重んじたりもします。
六白金星
博愛精神の持ち主で正義感にあふれています。独立心が強く目下の面倒も良く観る人で組織のトップにもなる器を持っています。但しプライドの高さも人一倍あり、融通があまり利きません。他人からの指図を嫌い、お世辞や愛嬌とは疎遠で社交上手とは程遠い存在です。しかし聡明な頭脳を持ち先見の明を備え決断力もあります。
七赤金星
豊かな社交性と愛嬌、臨機応変で器用な対応が武器になり交際上手、世渡り上手であり、持ち前の話術と洞察力によって人気があります。賑やかな人中で才能を発揮する傾向にあります。その反面、プライドも高く見栄っ張りで大言壮語しやすく、口が災いの元になりやすいです。また気分屋で怠けやすく表面的な体裁のみ気にするところがあります。
八白土星
責任感が強く丁寧にコツコツと努力して物事を成し遂げていくタイプです。心優しく謙虚で困っている人がいれば黙っていられません。また融通を利かすことが苦手な堅物です。でも本当は意志が弱く他人に左右されやすい優柔不断な内面を持っているのです。猜疑心からチャンスを逃してしまう事だってあります。几帳面で倹約家、コツコツ小金を貯めていくことが得意ですが、周りから見ればケチな人に写ってしまいます。
九紫火星
情熱的で活発、陽気で派手好みになる傾向で内にこもることは苦手です。また直観力や先見性に長け、また美的センスにも恵まれます。ツボにはまれば烈火のごとく物事に打ち込みますが、飽きっぽいところも多く、保温ができない瞬間湯沸かし器のような人です。隠し事が苦手で顔等に本心が表れやすい性分です。人間関係に悩むことも多そうです。