占いには様々な種類があります。
占いの技術、技法
占いには様々な開運技法があります。占星術ではエレクショナルといって事柄を行うタイミングを見計らい、月日と時間を決めて実行し開運を促すものもあります。結婚の入籍日であったり、会社の登記日であったりと人生の節目、実行するタイミングを大吉にして、その事柄が持続的に発展し当事者を開運させるという技法です。
占星術以外でも類似の技法がたくさんあり、古くは奇門遁甲、気学ではお水取りや玉埋めがあります。世間で最もポピュラーなのは風水でしょう。でも今もてはやされている風水、雑誌などで紹介されている風水のほとんどは、本来の風水からかけ離れつつあるようです。それは別の機会にしましょう。
開運効果
占い好きであればほとんどの人が何らかの開運するといわれた方法を実践したことがあると思います。しかしその方からの声を聞くと、効果があった人とそうでない人がいるようです。同じようにお水取りしてもその効果が出る人と出ない人がいます。効果があっても人によっては大小あったりと、みな一律ではないようです。それは何故でしょう。
視点が変わりますが、市販されている風邪薬の説明書には次のようなことが書かれています。
風邪にはいろいろな原因が重なりあって発病します。その症状は多種多様であり、かつ複雑です…。
人が持っている運命も同じことが言えます。いま現在の運勢とは過去において積み重ねたあなた自身の結果であり、かつ複雑で絡み合った複合的結果でもあります。ですからたった一つの開運方法で全てが解決するものではありません。効果のでる開運技法もみな共通ではありません。印鑑を変える…、名前を変える…、ラッキーカラーを身につける…、ラッキーといわれるアクセサリーを身につける…、吉方の祐気をとる…、お水取りをする…、部屋のレイアウトに色を加えたり、と数多い開運するといわれる技法を行ってもなかなか効果がでない人もいますし、本に紹介されるような効果があった人もいます。
開運する人としない人
その原因は大きく分けると二つあるようです。
一つは根本的に開運技法が間違っている…、または本人の実践方法が間違っているというものです。これは論外ですね。
二つ目の理由とは先ほどの風邪と同じように、不運の原因、開運しない原因は千差万別であり複合的に絡み合っているからなのです。であるからそれに効くクスリの種類は人によって全く違うものになり、その効き方も人様々となります。また原則として「果報は寝て待て」の状態で開運を待っているのではなく、人として出来うる努力が必要であり、開運技法は一回で効果がなくとも二回三回と繰り返す中で、開運の機運が巡ってくるものです。
それはあたかも見えないコップに水を入れていくようなもので、いつコップから水が溢れ出すのかは分かりませんが、いつかは必ず溢れ出すものです。
人によって効果の出方もバラバラですから、あせらず慌てず疑わず人としての努力を怠らなければ道は開けるはずです。例えば結婚を望んで同じ開運技法をとった20代前半と30代後半の女性がいたとしましょう。やはり?20代前半の女性のほうがチャンスも多くやってきます。30代後半女性のほうがチャンスも少ないし、その少ないチャンスをモノにする努力が並以上に必要になります。
占いは使い方を間違えなければ正しく開運しますが、過度の期待と怠り、執着心があれば、どんな占いでも開運は難しくなるモノなのです。当たり前といえば当たり前の話でしたが…。
ご自身の占いの効用を今一度、確認してみましょう。