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印鑑の種類と役割

 日本では電子化が進んだとはいえ未だに契約事に欠かせない存在です。

  • 吉相に必要な印鑑の材質・印材とは
  • 吉相にふさわしい書体とは
  • 印鑑の大きさについて
  • 実印と銀行印と認印があらわすそれぞれの運勢
目次

吉相の印鑑とは

 印鑑はあなた自身を表すといっても過言ではなく、本人確認のために使われたりします。そして、運勢的には運勢をあらわしているともいわれています。人生を左右するほどの契約には必ず印鑑を押印して成立するものですから、やはり吉相の印鑑を使用するのは理にかなっているのではないでしょうか。

材質・印材について

  印鑑の材質、印材として様々なものが販売されていますが、だいたい以下のものになるでしょうか。

  • 柘植(つげ)
  • 薩摩本柘植(さつまほんつげ)
  • 黒檀(こくたん)
  • 彩樺(さいか)
  • アグニ
  • 白檀(びゃくだん)
  • 象牙(ぞうげ)
  • 黒水牛(きくろすいぎゅう)
  • 琥珀(こはく)
  • カーボン
  • チタン
  • クリスタル/水晶
  • ローズクォーツ
  • タイガーアイ/虎目石
  • アメジスト/紫水晶

 このように印鑑の材質には様々あります。「どれにしようか」と目移りしそうですが、価格が高いからと言って占い的に吉相かといえばそうでもありません。一生物であれば高価なものを選びがちでもあります。運勢的に見た場合、「柘植(つげ)」が一番良いと思われます。
 象牙や水牛といったものは動物の骨の一部であり、すでに死んだものです。最近はチタンやパワーストーン系が流行っているところもありますが、これらには生命力がありません。以上から「柘植(つげ)」が良いとされています。
 チタンや石は欠けにくいではないか。という意見もありますが、柘植の印鑑は欠けたら、再度作り直せばよいものです。さすがに印鑑登録等の手続きは大変ではありますが、作り直すことによって運勢もリフレッシュしてくれます。
 例えば話ですが、古代遺跡で石造建築と木造建築を見ればわかり易いです。石は固く燃えない変形しない、と感じますが、年月を経てば朽ち果てていきます。しかし木造建築は、火災で焼失しても作り直せるし修理も行えます。法隆寺は世界最古の木造建築です。そしてなにより『現役』(=生きている)です。石や金属は木製より硬いですが、木製はつまり直せるしそのたびにリフレッシュ、新しい息吹をもってい出発が計れます。
 そのように、印鑑は木製である「柘植(つげ)」が良いとされますし、柘植は自然の中で太陽の光を浴び大地の恵みで育ち、自然の中で幾度の風雨に耐えしのいだ生命力にあふれた素材なのです。

書体について

 印鑑に使われる書体も沢山あって迷うものです。

  • 行書体(ぎょうしょたい)
  • 楷書体(かいしょたい)
  • 隷書体(れいしょたい)
  • 古印体(こいんたい)
  • 印相体(いんそうたい)
  • 篆書体(てんしょたい)

 以上が印鑑で使用されている主な書体です。行書体とは筆文字を崩した書体であり、楷書体とは筆文字そのものです。隷書体とは石碑などに書かれている書体で古印体とは日本でつくられた独自の書体だそうです。篆書体とは象形文字から生まれたもっとも古い書体の一つです。印相体とは篆書体から派生していて、別名「吉相体」「八方篆書体」とも言われれています。風水や易学で開運印相によく用いられるのは印相体で、四方八方に広がる形から縁起が良いともされています。
 この印相体の特徴は、印面の外枠と接する箇所が多く、この書体と外枠の接点の位置で吉凶を見ていきます。生年月日から運勢を導き出し、その弱点を克服するように作ったりしていきますが、一人一人に合わせてこの接点の部分を変えていきます。このあたりの解説は別の機会にします。
 この印相体は吉凶を別にしてもデザイン性に優れており、セキュリティの高さ(≒判読性の低さ、偽造の難しさ)も兼ね備えていますし、枠との接点が多いので強度も高く枠が欠けにくいとされ、人気の高い書体となっています。

小判型、角印の印鑑とは。

個人印

 個人で使用する際、ときどき小判型の印鑑を使用している方も見かけますが、これは凶相なので避けましょう。努力が報われなかったり、才能の芽がなかなか出なかったりするといわれており、安っぽい人生になるとも言われている印鑑です。やはり個人で使用する場合は丸い印面が良いとされています。

法人印

 法人・会社での場合は、実印や銀行印は丸い印面、そして認印として角印(四角い印面)を使用するのが一般的です。

大きさ

 一般的には実印16.5~13.5mm、銀行印は15~12mm12mmが良いとされています。
 また古い慣習もあるのでなんとも言えませんが、占い的には下記の法則を以て作成します。

  1.  男性 > 女性        
  2.  実印 > 銀行印 > 認印 

 男性の方を一回り大きく作成します。また、実印は銀行印よりも一回り大きく作り、認印を小さく作ります。

印鑑の種類と役割

 印鑑を分けると「実印」「銀行印」「認印」となります。いわゆる印鑑登録されているのが「実印」であり、金融機関の口座等を作る際に使用したものを「銀行印」、その他のシチュエーションで使用する印鑑を「認印」と言います。ときどき勘違いされている方がおりますが、「実印ください」とハンコ屋さんを尋ねる人がいるようですが、実印は印鑑登録して実印になるので、種類というより役割といった方が正しいかもしれません。正確には「印鑑登録をするに相応しい印鑑をください」となりますね。
 法律的には「銀行印」も「認印」もありません。通称です。細かな指摘ではありますが「実印」だけが、法律的に存在しているのです。
 時々「三文判」という言葉を耳にする人もいますが、三文判とは「安いハンコ(三文のハンコ)」という意味で、最低のクォリティで安価なハンコというものを指しています。現代では安価な材料(アクリル等)で機械を使って大量生産しているものがあり、そのようなハンコを総称して三文判と言います。
 この三文判を実印や銀行印にも使用できるところもありますが、大抵は大量生産で作られた既製品のものは偽造しやすく「なりすまし」で使用されやすく、セキュリティが危険という観点から、登録や使用を断られることも多いです。
 また運勢的にも「三文」=安価ということから、安っぽい運勢になりかねないし、そのような印象を持ってしまいます。そういう点でも、ちょっとした印鑑(はんこ)についても、三文判のような安っぽい印鑑を使わず、きちんと作成したものを認印として使った方が良いでしょう。

実印

 実印とは印鑑登録した印鑑を言います。印鑑登録すると、「この人の印鑑はこれ!」ということで使用者を証明する印鑑となります。主に土地や家屋の取引や契約、相続などの公文書などに使用されるもので、会社の手続きやローンの申し込みにも使用されます。
 人生を左右するほどのイベントに使用されることが多い「実印」です。その様な使い方をする実印なので、占い的にも「人生の方向性」を表します。吉相の実印を持つことは、その人の「人生全般、大きな方向性」がしっかりと定まる効果をもたらすといいます。

銀行印 

 銀行印とは、口座開設等で金融機関にて手続、登録した印鑑を言います。金融機関での登録内容変更や預金したお金を引き出す時など、また金融機関で保険や証券を契約するときにも使用します。
 銀行印は運勢的にやはり、金運財運を表しており付け加えて健康運も関係するようです。
ポイントとして横書きで彫るのが良いとされています。

実印と銀行印は同じ印鑑を兼ねて使ってよいのか

 ときどき、実印と銀行印を共通にして同じ印鑑を使用している方が見受けられるようです。理由は「高級な印鑑を二つ用意できず、一つを共有している」「複数の印鑑をもっていると管理が大変なので一つにしている」等ではありますが、やはり実印と銀行印は役割も違う、運勢的に見ても違うものなので専用のものを用意しましょう。

認印

 使用頻度としては最も多いのが認印です。宅配便等の受取、簡単な注文書や見積書など、日常的に使うものになります。とはいえ、契約などで使用すれば実印に近い価値があるものなので疎かにはできません。目前の事柄や身近な事柄に対して成功に導く運勢を司りますので、実印ほど重要ではありませんが、やはり吉相であることに越したことはないでしょう。

開運する印鑑

吉相の印鑑を作ったならば

 印鑑はそれぞれ役割が異なりますので、それぞれを吉相となるように揃えることをお勧めします。また一番重要なのは実印だから…、という方もいますが、実印を使用するシチュエーションはそんなにありません。金庫や引き出しの中に保管しておいても吉相の印鑑は活躍しませんし、本来の吉効果も本領発揮とはしてくれません。やはり印鑑は押印してナンボ? なのです。

凶相の印鑑とは

 いくつかすでに部分的には紹介しておりますが、改めてここで凶相の説明をします。

小判型

 印面が小判型になっている印鑑で努力が報われなかったり、才能の芽がなかなか出なかったりするといわれており、安っぽい人生になるとも言われている印鑑です。

エグリ印鑑

 印鑑の上下を表す目的で印鑑本体に目印が彫られているものです。これも実は凶です。印鑑本体はその使用者の「身体」を表すもので、体に傷をつけていることになります。事故や病気等に注意が必要かも、と言われているものになります。

無接触の印面

 彫られている名前が印面の枠に全く接触していない印鑑を言います。八方位のどの運気からも見放された凶相になるため、これもできれば避けたいものです。

印面が欠けた印鑑

 長く愛用していると欠けることもあります。その欠けた部分は運気が弱くなっていると占い的には解釈できてしまうので、これも凶相です。

作り直しの印鑑

 欠けたから…という理由で、印面を彫り直すことがあります。印材が高級品だからもったいない…という言い分もわかりますが、もともとの運気を引きずりますので、できれば心機一転新しい吉相の印鑑を作ったほうが良いと思います。

夫婦同等の印鑑

 夫婦の印鑑が同じ大きさ、または女性の印鑑の方が大きくなっている印鑑もやはり凶です。家庭内が安定せず争い事が多い相だといわれます。やはり男性のほうを大きく作ることが基本なようです。

 以上、説明させて頂きましたが、大切なことは高級な印材を使用して、高額な印鑑を買うことが吉相とは限りません。正しく印材、書体、大きさを選択すればそれで吉相になりますし、常識的な範囲での価格になると思います。これらを参考にして開運印鑑をつくってみてはいかがでしょうか。

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