残念なことですが印鑑商法は未だ健在のようです。みなさま騙されないようにしましょう。そのためにもこの記事をしっかり読み、占いに対する知識を深めてください。そうすれば、印鑑のみならず、壺や掛け軸などの悪徳商法に引っかかることはなくなると思いますし、そう願いたいです。
- 開運と印鑑について
- 印鑑で人生変えられるか
- 印鑑で開運できるのか
- 大吉の印鑑に変える意義
開運と印鑑
印鑑占いや印相は「相術」に分類される
印鑑を大吉に変えることで、開運につながるって本当ですか?
印鑑占いなどは占いを大別すると相術というものになり、これには手相や人相、家相などがあります。この相術が受け持つ運勢鑑定の根底にある共通項というのは、“只今の運勢(の結果)を表わす”という要素が多いということがいえます。自分自身の運勢の状況が人相や手相または印鑑など人の目に見える形になっているものと言われます。
なので、大吉の印鑑に変えたから開運したのではなく、開運したから大吉の印鑑に変えた…。というのが正しい解釈と思います。印鑑を大吉に変えただけで、病気が治ったり結婚が決まったり仕事が大成功を収めることができたりするということではなく、運気が良くなってきたから、また近々運勢が大きく好転するからこそ、大吉の印鑑を無意識のうちに換えているのです。
決して印鑑が大吉になったから開運する、という事ではなく、開運時期に自然と大吉の印鑑へと変えているだけなのです。開運する時期に合わせて大吉の印鑑を知らず知らずのうちに購入しているに過ぎないといっても過言ではないかもしれません。
運気が良くなった、または良くなろうとしている結果として、
大吉印鑑を持っている(または購入できた)だけ。
開運のタイミングに合わせて知らず知らず大吉印鑑を手に入れている。
実は、運気が良くなった、または良くなろうとしている結果として、
大吉印鑑を持っている(または購入できたり、変えられた)だけみたいななんですよ。
開運のタイミングに合わせて知らず知らず大吉印鑑を手に入れている
ということが、正しい解釈とのことです。
どこまで人生に影響するか
実体験です。昔、超大吉の印鑑をなくしたことがあります。ところがある日印鑑が行方不明に、結局見つからずなくしてしまいました。そのあたりから自分の金運がガタガタと下がって出費は嵩むは、収入は減る…、仕事はうまくいかなくなる…。散々な目に合うようになりました。
これは印鑑をなくしたから…、ではなく、運気が下がるから印鑑をなくした、と言えるものです。もしかしたら、運気が下がる身代わりとして印鑑が無くなった…、とも考えられます。
ただいまの運気を表すバロメーター
印鑑は開運アイテムの一つとも言えますが、現在の運気を表しているものにすぎません。一部の方が言うように、「印鑑を変えればそれだけで運気がガラリと変わる」訳でもありません。印鑑によって病気が治るとか、不幸から脱却するとか…、寿命が延びるとか、結婚できるとかではありません。印鑑ごときに人生全てを預けるのは期待過剰です。それほど私たち人間の運気は単純でもありません。
運気が変わるから印鑑を変えている
では、大吉の印鑑を購入することは全くの無意味かというとそうでもありません。
仕事を独立させるとき、結婚するとき、わざわざ運の悪い印鑑を持つ必要はありません。開運の足を引っ張るだけです。今、使っている印鑑が凶相であれば、積極的に大吉の印鑑に変えるべきです。運勢のバロメーターとはいえ、その不運時期に使用していた凶相の印鑑とは、いうなれば“負の遺産”ですから、開運しようとしている事に対して邪魔してしまうことは容易に分かります。
余談ですが会社経理の達人ともなれば、手形に押印されている印影をみただけで、その会社の財務状況を読み取ることができるといいます。それだけ印鑑が重要であり、何かしらのマイナス波動が出ているのであれば直ぐにでも手放すべきなのです。
そして凶相の印鑑に気付き、大吉の印鑑に変えようとしているときこそが、不思議と自分の運勢の切替時期になっていきます。但し何度もいうように印鑑を変えたからといって、無条件で運勢が変るのではありません。運勢が変るから知らず知らずのうちに印鑑を変えている、そういうタイミングと縁があったということです。