入籍日、引っ越し日、日取りを決める際、大安や仏滅といった日を気にしたりする人も多いと思います。物事の始まりは大吉であってほしいと思うのは当たり前のことです。
- 良い日取りの決め方
- 開運にはタイミングが最も大切
- どの占いでみればよいか
- 日取り鑑定、良い日を決めてもらう際の注意
大切なタイミング
結婚式場などでは大安の日から予約が埋まって行くようです。幸せな門出はやはり大吉の日を選ぶ「縁起かつぎ」も大切な事のようです。逆の意味ではありますが、お葬式なんかもそうですね、下手な日を選ぶと親戚から白い目で見られてしまうことになりかねません。まったく気にしない人であれ気を使ってしまうところともいえるでしょう。
良い日を選んで開運する
ところで西洋占星術ではエレクショナルという技法があり、入籍日や開店日、設立日といったいわゆる縁起のよい日、時間を導き出し、そのタイミングで実行する…という鑑定方法があります。他にも九星気学、四柱推命、紫微斗数、など、占星術のみならず日時を使用する占いにはよく見受けられる手法です。また入籍に良い日もあれば転職に良い日等もあり、何の日なのか様々に占うこともできます。
ところで「運命」とは“命”を“運ぶ”と書きますように、何事も留まっていては運が動かないし開きもしません。水と同じように一箇所に留まっていたら腐るだけです。「運勢」とは“運”の勢いですね。ですから、日取り鑑定とは行詰っていた物事を好転させ滞っていた気運を改善させ開運に導くという手法なのです。
タイミングにクセをつける
比較的運の悪い人というのは、知らず知らずのうちに運の良くない日を選びがちになり、逆に運のいい人ほど無意識に運のいい日を選んで物事を実行に移しているようです。そこが運不運の歴然となる差が見受けられている部分なのです。
ですから、開運するにあたっての重要な要素の一つ“タイミング”を改善することが改運すなわち開運であり、幸せへの第一歩になります。そして何度も意識的に運の良いタイミングで物事を実行して、タイミングに“クセ”をつけていくと、いつの間にか意識せずとも運の良いタイミングを見つけるようになります。それが開運作用なのです。
クセをつけるとは
タイミングにクセがつくと、いつのまにか身の回りの物事が順調に動き出し運が巡ってきます。様々な占いによって日取りを決める場合、入籍日や会社の設立日、お店の開店日などもこの法則に則っています。運の悪い人が自己判断による運の悪いタイミングで会社を設立するよりも、多少運が悪くとも絶好の大吉のタイミングで行えば、困難に陥っても後の努力で挽回できるチャンスに恵まれやすくなるのです。中にはこのタイミングで行えば万事上手くいく…、的なことをいう占い師さんも居るようですが、そうではなくすべては物事が順調に巡り始めるキッカケをつくる作業、運の悪い自分との決別のチャンスをつくる作業なのです。
どのタイミングを選ぶべきか?
この吉日を占いで鑑定して決めていくというやり方は、行動を起こすタイミングによって開運と幸せをもたらそうとするものですが、人間の営みのタイミングをすべて大吉にすることはまず不可能です。
けれども人生の節目となるような日を大吉に設定することで開運に結びつくものでもあります。例えば転職や結婚、経営者ならば会社の設立などもその一つでしょう。
しかし、結婚といっても付き合いはじめた時なのか、結納の時なのか、結婚式の時なのか、入籍の時なのか、一緒に住み始めるときなのか…、いろいろな数多くのポイントがあるのですが具体的にはどこのタイミングなのでしょうか。
結婚でもっとも大切な日は入籍日
結婚に関していえば、一番重要なときは入籍の瞬間です。二人が夫婦として社会的に認知されるのは入籍というイベントの後からです。“儀式”としては結婚式や披露宴ですが最も大切に見えるのですが違うのです。
婚姻届けという紙切れではありますが、それを役所に提出した瞬間から二人は夫婦という社会的拘束力が働きますので、結婚については入籍の瞬間を最も重要視します。もちろん、結婚式や披露宴の日取りもよければ、楽しい感動的な式典になりますので、良い日取りを選ぶことも大切ですが、夫婦としての人生全般を見た場合、やはり入籍のタイミングが一番大切ということになります。
就職や転職などはその会社と初めてコンタクトをとる瞬間、引越しは新しい住居に住み始める瞬間を占い的には重要視します。勿論、他のタイミング(結婚であれば結納や結婚式…、就職であれば入社日…)も大吉のタイミングで行えれば尚可なんですが、現実を考えると全てのイベントに対しては大吉に揃えられることは不可能に近いといえるでしょうから、重要視する優先順位を考慮すると上記のようになります。
どうしても都合が会わず、入籍した日が大吉でないにしても引越しの日、結婚式の日を大吉に設定する…、また就職でも入社日を大吉にするなどというやり方である程度はフォローすることもできます。
また相手の状況や事情などによりどのタイミングを選ぶかはケースバイケースになることも多々ありることなので、様々な都合や条件を加味して検討するようにしてみてください。
どの占いで決めるか
良い日吉日を選ぶ際にどの占い、どの占術で鑑定するのが最も良いのか。最も悩ましいことの一つです。これは私自身の体験では…、という話になりますが、経験上最も端的に象意が現れたのは九星気学の象意でした。
私の例でいうと
詳細は省きますが、私自身の結婚のときは入籍日の設定に結構気を使いました。まず西洋占星術で金運と仕事運の良い日で複数の候補日を選び、その中から紫微斗数で繁栄を意味する大吉の日をさらに選びました。そして九星気学でも月盤日盤が九紫火星が同会している日を最終的に選びました。
正直、ここまで大吉が重なることは中々ありませんが、複数の占いによって吉となる日を選ぶことができたのです。
複数の占いで良い日を選ぶ
複数の占術を利用したのには理由があります。それは西洋占星術で大吉であっても他の占術では凶だった…、なんてことは良くあります。これを避けるためにも複数の占術、東西の占術の両方を利用したものでした。
振り返れば、私たち夫婦には九星気学の象意『九紫火星』の同会が最も強烈に現れていることが実感しています。西洋占星術や紫微斗数の象意も感じられていますが、「ナルホド…」と感心するくらいに手に取るように実感がされるのは九星気学のものでした。
気学は最も優れた占いの一つ
開運占術の中でも最も優れた占術の一つとして九星気学があげられます。方位による祐気取りでもそうですが、日取り鑑定でも抜群な開運力を発揮するようです。
私が日取り鑑定する場合は基本的にはまず九星気学で鑑定し、それから西洋占星術を駆使して鑑定しています。どちらかが凶であったり、気学は吉でなく占星術では大吉といった場合では、当事者の事情、物事のバランスや優先順位を考慮してその都度採用する占術を変えたりもします。
大切な事
でも占いが人の幸不幸を決定しているのではありません。占いとは人生上に起こりうるイベントに対して様々な選択肢に意味を見出し、幸せへの道標となるものです。つまり占いによって成功と幸せへのチャンスは与えられますが、実を結ばせるのは人の手によるものです。ここをキチンと理解していないと占いに翻弄されてしまいます。
日取りが全てを決めることではありません。それ以降の努力などによって大きく開運する人だっていますし、大吉の日を選んでもその後の努力をしなければ結果的にはダメになります。すべては占いによって決まるわけではありません。そのところを理解したうえで、ぜひとも人生の中で重要なイベントは、このように占い的に大吉の日を選び、開運へのチャンスを手に入れて観てください。
日取り鑑定の注意事項
あるある話です。
来月に入籍が決まったので吉日を教えてください。
よく、こんな相談が寄せられます。しかし、来月という短い期間で吉日は見つかりません。日取り鑑定をして吉日を見つける時の注意とは、それは期間に余裕をもってくださいという事です。来月の入籍といっても、吉日はそんな毎月あるものではありません。入籍ともなれば相手の運気も考えなければいけません。吉日はゴロゴロ転がっているかのようにたくさんあるわけではないのです。
ごく稀に希望通りに近々で大吉日を設定できる人もありますが、それは偶然ともいえる「たまたま」なのです。殆どの場合、当人の希望通りの期間になるとは限りません。人によっては一年先になることもしばしばあります。
そういう観点から日取り鑑定を申し込む場合、余裕ある自由度をもって鑑定をしてもらいましょう。