きらきら星をはじめ英語の伝承や童謡、童話として有名なマザーグース。怖い歌で子供のしつけや教育にも使われたとか…、きらきら星の他、日本でも親しまれている「メリーさんの羊」「ロンドン橋が落ちた」もマザーグースのひとつです。
- マザーグースとは
- 曜日の歌について、
- 日曜日、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日 それぞれの意味
マザーグース
マザーグース(Mother Goose)とは。
マザーグースとはMother Goose、つまり「ガチョウ」の母さんと直訳される。なぜガチョウなのか? 家畜として飼われることが多かったガチョウは大人しく穏やかな生態であり、よくおばぁちゃんが世話をしていたといい、そのおばぁちゃんが話していた話、童謡というところからきているとも言われます。
そのマザーグースには曜日の歌なるものが掲載されています。
曜日の歌
Monday’s child is fair of face,
Tuesday’s child is full of grace;
Wednesday’s child is full of woe,
Thursday’s child has far to go;
Friday’s child is loving and giving,
Saturday’s child works hard for its living;
But the child that is born on the Sabbath day
Is bonny and blithe, and good and gay.
美しいのは 月曜日の子供
品のいいのは 火曜日の子供
ベソをかくのは 水曜日の子供
旅に出るのは 木曜日の子供
惚れっぽいのは 金曜日の子供
苦労するのは 土曜日の子供
可愛く、明るく、気立てのいいのは日曜日の子供
※谷川俊太郎さんの訳。
もう一つ、別な訳も紹介します。
月曜日の子供は美形
火曜日の子供は気品がある
水曜日の子供は悲しみにくれる
木曜日の子供は遠くへ行っちゃう
金曜日の子供は惚れっぽくて気前がいい
土曜日の子供は懸命に働かなければならない
日曜日(安息日)生まれの子供は可愛くて、楽しくて、良い子で陽気
これを読んでどう思いますか? 当たってる当たってない…、いろいろな人がいることでしょう。占いというよりも祖母ちゃんの知恵袋といったところかもしれませんね。
何曜日に生まれたの?
何曜日に生まれたのか? 暦かインターネットで検索すれば自分自身が何曜日に生まれたのか、は簡単にわかりますね。ちなみに私は「泣きべそ小僧」でした。果たして真実は…。
また誰でも28歳の誕生日が、生まれた時と同じ曜日になるようです。そして56歳、84歳の誕生日も同様に生まれた時と同じ曜日になります。曜日による性格占いはマザーグース以外にもノストラダムスとかいろいろあるようです。曜日の起源は古代バビロニアの占星術思想にまで遡るとされています。曜日は7つの惑星と関係し、有史以来知られていた水星・金星・火星・木星・土星の5つに太陽と月を加えたものです。当時の天動説においては宇宙の中心は地球であり,当然ながら惑星にはカウントされません。それぞれ神話の思想と重なり、マザーグースで語られるような内容に変化していったと思われます。