方位の吉効果を何倍にも増大する吉神というものがあります。これを正しく知ることによって何倍もの開運効果をもたらすことができます。ここでは吉神の効果を紹介します。
- 気学、方位学でいう方位神、吉神とは何か?
- 主な吉神の種類とその効果
方位神とはなにか
方位神(ほういじん)とは、九星術から生じた神々でその神のいる方位に対して吉凶の作用をもたらすと考えられています。昨今では節分の際に恵方巻をある方位に向いて食べる風習が広まっていますが、この恵方という方位も歳徳神(としとくじん)という神が回座する方位を指しており、ある法則に則って巡っています。
気学や方位学では移動、旅行や引っ越しの際に方位鑑定をしますが、その際に幾つかの吉神によって方位の吉効果が何倍にもなる場合があります。吉神が巡っている方位は吉効果を増幅させます。凶方位の場合は多少緩和させる働きもありますが、基本的には吉神が巡っていても凶方位に行くべきではありませんので、注意が必要です。では、その方位に回座する吉神の種類によって効果の出方が多少違いますので紹介していきましょう。
天道・天徳
天道が巡っている方位では人から財力が得られるといわれ、吉祥を強力に増幅させるといいます。また凶作用をある程度軽減させる働きもありますが、凶の象意が全くなくなる訳ではなく、不幸中の幸いというように凶の中でも助けがある位なので、前述のとおり原則凶方位は天道が巡っていても避けるべきです。
月徳
月徳が巡っている方位では物事が順調に運ぶという吉祥を増幅させるといいます。また第三者からの援助が得られる方位でもあり就職にも良いとされます。
天徳合
天徳合が巡っている方位には物事が陰に隠れて良好を得る吉祥効果を増幅させるといいます。また建築関係が吉ともされています。
月徳合
衆悪が去っていき百福が集う方位とされています。
生気
活動が増え財運にも恵まれる方位とされています。
月空
目上の引き立てが得られる方位。財運にもいいようです。
大歳、月建、日辰
大歳はその年の十二支の方位、月建はその月の十二支の方位、日辰はその日の十二支の方位です。
いずれも本命星の相生星と重なる場合は吉の意味を増大させ、相剋の星、凶殺と重なる場合も凶作用を増大させてしまいます。このように大歳、月建、日辰については回座する方位の吉凶の両方を増幅させる働きがあるようです。
吉神について
以上、吉神は方位だけでなく、先天運、性格鑑定、同会法、時期運を見る時も有効です。また吉神は本命星の相生星と重なる場合は吉の意味を増大させ、相剋の星、凶殺と重なる場合は作用を軽減させ、不幸の中でも救いがあるように導かれる意味がありますが、あくまで九星の意味を装飾する程度です。
個人的経験値として天道生気が巡っている吉方位で、かつ年盤月盤日盤の同会している最大吉方の方位が最も開運効果、祐気効果が高いと思えます。旅行などで吉方位を取る場合、吉神も併せて鑑定して頂くと役に立つと思います。