東京オリンピックは開催か、再延期か、中止か、議論されているようです。
最近では、聖火リレーに参加予定だった方々が、相次いで辞退を申し出ています。
オリンピックは元々、ギリシャのヘレニズム文化で宗教的行事の一つでした。ギリシャ神話によると、火はプロメテウスによってゼウスから人類に伝えられたものであるため、オリンピック期間中は聖火を灯していたようです。それだけに聖火は単なる火ではなく、人智を超えた大切な意味のある神聖な火なのですね。
聖火はギリシャのオリンピア遺跡神殿跡で太陽の光から採火されます。その時は神聖なる儀式の為、非公開とされ俗世的な行事ではないことがわかります。11人の巫女によって採火された聖火は、その後オリンピック開催都市まで運ばれ、オリンピック開催中聖火台で灯され、純粋な宗教的なものだともいえます。※私たちがニュースなどで目にする採火の儀式はリハーサル風景だそうです。。。
古代オリンピック期間中は一時戦争を中断してまで開催されていたといいます。それを聖なる休戦とも言われておりましたが、現代世界が見習いたいところでもあります。
聖火リレーは表面的には「火を運ぶイベント」と見えるのですが、その背景には神々の威信や功徳を間配るものかもしれません。ギリシャの神々とは荒々しい裁きをする神でもありますが、オリンピック開催後の開催国にはその裁き(善きものはさらに発展し悪しきものは裁かれる)があるとも言われています。
もしかしたら、コロナウィルスは神が与えた試練なのかもしれませんね。